事務所だより 2023年3月号

みなし労働時間とは !? 

在宅勤務者の労働時間管理 !!

コロナ禍を経て、在宅勤務を推奨する企業は増えましたが、効率よく働くことができるといわれている一方、プライベートと仕事の線引きが難しい、という声を聞くことがあります。
なぜ、線引きが難いのか? それは、就業ルールを明確にしないまま、社員任せの業務遂行となっていることが原因かもしれません。労使共に、「労働時間」を有効に活用することを考え、実行することは当然として、これからの時代、労働時間を自己管理できる社員が、ますます高評価されるようになりそうです。

 

労働時間とは ??

1)使用者の指揮命令下にある時間
2)使用者の明示、または黙示により労働を指示された時間
3)客観的事実から鑑みて、労働をしていたと見なせる時間

 

1)は、9時始業、18時終業という定時勤務の場合は、休憩時間を除いた8時間が労働時間となります。その他、所定労働時間以外で使用者に命じられて何らかの業務を行った、あるいは、オフィス以外の場所への移動を指示されたような場合でも、指揮命令下にある時間です。
2)は、1)と共通する部分がありますが、使用者から明確な業務の指示を受けていなくても、業務の発生に備えて待機をする時間、または準備をする時間などのことです。制服で勤務する業務であれば制服に着替える時間、ビルの管理人が夜間業務の途中に仮眠をとったりする時間などが該当します。
3)は、勤怠システム上では労働時間の記録がなくても、PC操作履歴などから、明らかに業務をしていたと推認できる時間のことです。

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