事務所だより 平成28年9月号

心の健康問題! 職場づくりのキーマン その2 「メンタルヘルス対策」

メンタルヘルス予防への取組み !

 

厚生労働省は、2011年に「4大疾病」である〈がん、脳卒中、心臓病、糖尿病〉に精神疾患(メンタルヘルス不調)を加え、「5大疾病」として、この予防に取り組んでいく方針を決めています。
現実的に、メンタルヘルス不調については、医師の診断を受けている方や、疾患にまでは至っていない予備軍を含めると、年々確実に増加しており、「会社に何人かは…」というケースも少なくありません。
不調の兆候に早く気づき、早い段階で適切な対応をすれば、精神疾患予備軍にならず自力で回復に向かうことができますが、そのシグナルに気づかず、あるいは対応を誤るとメンタルヘルス不調が進行し、社会復帰までに長期間を必要とする結果となる場合もあります。
また、メンタルヘルス不調の原因が、「労災なのか?私病なのか?」の判断を巡り当事者の見解が分かれ、結論が出るまでに相当時間を要する場合など、企業として不要なダメージを受けるリスクにもなります。
何とかしなければならないメンタルヘルス対策には、一次予防、二次予防、三次予防があり、これらを総合的に進めることが、これからの企業防衛の一つの策になるかもしれません。

 

 

 

ところで、ストレスが人に関する場合は「外部環境の変化により、心身が変化すること」をさします。そして、ストレスの原因を「ストレッサー」といい、ストレッサーによる人体への影響を「ストレス反応」といいます。
人にとって、外部環境の変化はなんでもストレッサーになり得ます。暑さ、寒さ等の物理的な環境の変化もストレッサーですし、アルコール、花粉、薬物もそうです。また、食べ過ぎというのもストレッサーになります。
一方、精神的なストレッサーには、大きな個人さがあることが特徴です。たとえば、近親者が不幸になったり、恋人と別れたり、あるいは仕事上の失敗などはストレッサーとわかりますが、昇進して課長になったとか、一つの仕事を任されるようになったとか、恋人ができた、など一般的にはうれしい出来事も、人によっては席んんが重くなる、嫌われたくない、などと感じてストレッサーになることがあります。

 

 

 

 

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