事務所だより 2021年11月号
内定から入社まで!作成する書類の目的は ?
内定から入社まで
人を雇い入れるとき、内定連絡から入社日当日まで、採用担当者は内定者に対していくつかの書類を作成しますが、あらためて、それぞれの目的を整理してみましょう。
今月は、採用内定通知書、採用通知書、雇用契約書、労働条件通知書の主たる目的を再確認いたします。
企業によってそれぞれ! 採用内定通知書!!
採用選考後、採用が内定すると最初に電話やメールでその旨を伝達している企業が多いと思いますが、その内容を正式な書面とした文書が採用内定通知書です。内定から入社までの期間がある程度長い場合に作成することが多く、特に新卒内定者には、入社承諾書などと併せて準備されているのではないでしょうか。
法的には、採用内定通知書を作成する義務はなく、その発行時期や記載内容も企業によってさまざまです。
※入社日、勤務地、初任給など、基本的な内容に留めておくのが一般的です
作成しないことが多い!? 採用通知書
採用通知書も、内定通知書同様に作成の義務はなく、その内容も完全に任意です。
採用内定通知書を採用通知書として扱っている企業もあれば、「正式に採用を決定したことを伝える」書類として作成する企業もあります。
ワンポイント:「内定」と「内々定」の違いとは?
内定 雇用関係の存在(法的拘束力あり)
内々定 雇用関係なし(採用予定のみ・法的拘束力なし)
内定の前段階として「内々定」が出される場合があります。内々定の段階では企業と個人との間に「口約束」があるのみで、その段階では、雇用関係はありません。
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