事務所だより 2020年12月号

”お互いを認め合っている” そんな職場は安心 !! 

「いじめ・嫌がらせ」の相談件数は増加傾向 !!

令和元年度の総合労働相談件数は、118万8,340件であり、民事上の個別労働紛争相談件数は27万9,210件で約25%を占めています。
このうち、「いじめ・嫌がらせ」が一番多く87,570件(29年度72,067件)となり、ますます増加傾向にあります。
最近では、SNS等で仲間外れや誹謗中傷をする行為や、在宅勤務者に対する嫌がらせなども問題になっています。
職場における「嫌がらせ」行為は昔からありましたが、かつては、そこそこの程度で止まる嫌がらせであり、一過性で収束したものでした。
しかし、今日では、「嫌がらせ行為」は広く「いじめ」も含み、「ハラスメント」と呼ばれるようになり、「嫌がらせ」行為は、相手の人格を傷つけるような攻撃をする、執拗に嫌がらせを続ける、社員としての権利行使を妨害するなど職場環境を著しく害することにより、退職を余儀なくさせる、精神障害を発病させる、時には自殺に至らしめるなど、大きな社会問題になっています。

職場でのひどい嫌がらせ、いじめ、暴行や職場内のトラブルにより、うつ病などの精神障害を発病し、労災補償を受けるケースがあります。また、上下関係対人関係による件数は年々増加しています。

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